大会宣言
「太陽と緑の国・神話の里」宮崎県に、全国津々浦々より、「子どもを育てる」ことにかかわる2,000人が集い、「子育ての原点」をあつく語り合った「第56回 全国私立保育園研究大会」が開催されました。
県木「フェニックス」に象徴されるように宮崎県は、南国情緒豊かな気候からプロ野球などのキャンプ地として知られているところですが、ここ数年は、鳥インフルエンザの影響、新燃岳の噴火や家畜の伝染病口蹄疫の発生など、幾多の困難に直面し、大打撃を受けたことは記憶に新しいところです。
しかしそのような中にあっても、「みやざきフードビジネス振興構想の推進」、「物流特区の認定」、「様々な分野での地産地消のチャレンジ」など、県を挙げての並々ならぬ努力が積み重ねられたことで復興の兆しに確信を掴み始めています。
また、四月の「発達障害啓発週間」にあわせて県庁本館庁舎を“癒しや希望”などを表すブルーにライトアップすることによって関心・理解を高め、「誰もが幸せに暮らすことのできる地域社会の実現」につなげることを目的とした活動や、「毎月19日は育児の日」・毎年11月の「未来みやざき子育て県民運動推進月間」等、「子どもと子育てを応援する運動」を通して、「安心して子どもを生むことができ、子育てが楽しいと感じられる宮崎づくり」を県民挙げて取り組むことを目指しています。
本大会でも分科会やフィールドワークを通してその実践を学ぶことができました。
平成27年度の新制度本格実施に向け、国においては、「子ども・子育て会議」の審議をはじめとした様々な分野での議論が活発に展開されています。
しかし、どのような仕組の中にあっても、「子どもの最善の利益」を守り、「保育・子育て支援の質の向上」を目指し、わたくしたちは、この宮崎で学びを深め、語り合いました。
今大会参加者一同は、各々の地域での責任を引き受け、日常の保育を通して「子どもたちの健全育成のために」力を束ねて取り組みを進めていくことをここに宣言いたします。
平成25年6月7日
第56回全国私立保育園研究大会
宮崎大会参加者一同
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